2026年09月30日

「誰がために憲法はある」映画上映会

九条の会すずか第52回学習会

「誰がために憲法はある」映画上映会
2019年作成/69分

日時:10月31日(土)13:30開会、15:30閉会
会場:ジェフリーすずか3F ホール
入場無料/カンパ要請有/申し込み不要

名優:渡辺 美佐子が演じる「憲法くん」

 それは「憲法くん」のこんな不安の言葉から始まる。「わたしというのは、戦争が終わった後、こんなに恐ろしくて悲しいことは、二度とあってはならない、という思いから生まれた、理想だったのではありませんか」
 お笑い芸人・松元ヒロが演じ続けてきた「憲法くん」を、戦争を知る世代であり、原爆朗読劇を長年続けてきた女優・渡辺美佐子が演じる映画『誰がために憲法はある』。
 「憲法くん」のリストラが現実味を帯び、ひしひしと迫る今、私たちはこの映画を観て、あらためて憲法の意義について考えてみませんか。
 この映画を製作した井上淳一監督は、「届かない人にこそ届けたい」との思いで、全国での上映を呼びかけています。
 どうぞ、お近くの「憲法ってよくわからない」という方にも声をかけ、お誘い合わせのうえ、ぜひお越しください。

わたしたちは、世界でいちばん、強くて素晴らしい武器をもっている。

九条の会すずか第52回学習会2026-10c




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2026年08月30日

2026平和のメッセージ展を終えて

 「戦争なんか大きらい〜平和のメッセージ展2026」が8月20日〜23日に開催されました。今回が第8回となりますが、憲法軽視、改憲志向の高市政権に対する危機感が募る今、「世界の宝、憲法9条」をテーマに、改めて日本国憲法を読み直そうという企画です。
 そうした懸念と、憲法前文にみる世界中の人々の平和生存権の大切さを語る来場者が多くありました。会場では「『日本国憲法』を語ることば」が洋子さんの書で展示され、考えさせられるものとなりました。
 今回は新聞記者の取材も多く、メディアの注目も高いと感じました。また会員の山浦さんが放課後等デイサービスの9人の子どもたちと一緒に来場くださり、子どもがいっぱいのメッセージ展は初めてで、スタッフ一同大喜び。
 展示は会員のみなさんからの絵手紙、水墨画、ちぎり絵などに加えて久保舎巳さんの木版画「ひとがゆく」の展示も。舎巳さんの木版画30点は三重県立美術館に収蔵された記念に9月8日から12月27日まで「新収蔵展」として公開されます。
 恒例の鈴鹿の戦争遺跡を保存・平和利用する市民の会のパネル展は、じっくり見入る方が多く、桐生さんに質問を投げかける方も見られました。
 ご父君の出征幟を出品くださり、、ビルマのアーロン収容所での捕虜生活をつづった手記を朗読くださった川北さんは、なかなかの話術、みんな聴き入りました。
 紙芝居はやはり「字のないはがき」が好評、アニメ映画は「つるにのって」と「ちいゃんのかげおくり」、そして「沖縄戦とひめゆり学徒隊」のパネル展示にちなんで、「ひめゆり」も。大人も子どももじっくり見入ります。
 恒例の朗読劇「むかし鈴鹿にこんなことがあった」のまくらで「のんちゃん、そんなことよく知っとるねえ」とのおばあちゃんのことばに「毎年こうして朗読劇やっているのに、覚えるでしょ」というのんちゃんの相返答に笑い声。本当に息の合った二人の朗読です。
 会場内の展示を見て回答するクイズは、多くの方が真剣に取り組んで、「これはどこにある展示?」とスタッフにSOSを発してくださる方もあり、ごほうびのしおり(葉脈しおりと、下村さんの絵のしおりの2種類)を「どれにしよう?」と迷いながら選んでくださいました。
 最終日の午後は下村さんのお話、「戦争の記憶 平和への願い」、ご体調を案じたものの、いかにもしっかりしたお声で5歳に遭遇した爆撃、南海地震の際線路を歩いて帰宅した父の思い出などに加え、竹内浩三らの詩と日本国憲法前文を朗読くださいました。

 来場者のみなさんがボードに張り付けてくださったハートのメッセージをいくつか紹介します。
〇戦争を始めるのは指導者、その指導者を律するのが憲法、その憲法を自分の都合のいいように指導者が変えることが許されるのか。
〇相手と関り、対話し、正しく知ることを大切にしたい。
〇日本の平和ブランド『憲法』をいじるな、さわるな!
〇戦争は遠い出来事ではなく、隣にやってきているのが今の時代です。みんなで「戦争はイヤだ!」と叫ぶことが大切です。
〇広島、長崎を風化させてはならない。
〇どこにもばくだんをおとさないで。
〇子供のころ広島に住んでいました。郵便局職員の女性が首のケロイドの見える服を着ていました。母に「なんで隠さないの?」と聞いた覚えがあります。今わかります。彼女はケロイドを隠さず見せることで「原爆の怖さ」を私たちに教えたかったのだと。

 みなさんのさまざまなお力添えで今年もメッセージ展は3日間で246名の来場者のみなさんお越しいただき、学びの機会にしていただくことができました。
こころから感謝します。本当にありがとうございました。

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2026年08月07日

平和のメッセージ展 2026

戦争なんか大きらい!
〜平和のメッセージ展 2026〜

日時:8月20日(木)〜23(日)午前10時〜午後4時
 ※20日(木)は午後1時から ※21日(金)は休館日
会場:鈴鹿市立図書館2階視聴覚室
 鈴鹿市寺家町812
【入場無料】
【内容】随時開催
展示/紙芝居/クイズに挑戦/アニメ映画/朗読劇/絵本コーナー読み聞かせ

朗読とお話:8月23日(日)午後1時〜2時30分
『戦争の記憶 平和への願い』
平和のメッセージ展2026c




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2026年04月20日

小林 武さん記念講演と第22回総会

九条の会すずか創立21周年記念講演と総会

記念講演「憲法と平和を、沖縄で考える」
お話:小林 武さん(法学博士・弁護士)


日時:4月19日(日)13時30分〜15時45分
   (第22回総会15:10〜15:45)
会場:ジェフリーすずか 3階ホール



 「小林先生が予定時間に到着できない!?」準備のために、集まっていたスタッフの間には衝撃が走りました。名古屋での不発弾処理の関係で、交通機関の一部がストップことから、乗車予定の列車には到底間に合わないとのことでした。幸い、その後の連絡で講演会開始の直後には、到着できそうだとのことで、なんとか予定通りに講演会を開始することができました。
 時間をかけてようやく到着していただいた小林先生には、お休みいただく暇もないまま、早速ご講演をお願いして、申し訳ないことでした。
 72名のみなさんに集まっていただき、自らを「沖縄病患者」と評されることを誇らしげに語られる小林先生のお話は、沖縄の人々に優しく寄り添いながらも、翻って、私達自身には、どう向き合うのかと問いかけているようにも感じました。
 ご講演後に、会場からは多くの質問が寄せられ、それら一つ一つにとても丁寧に誠実に回答をしていただきました。その後の予定の関係で、十分な時間を取ることが出来ず、先生にも会場のみなさまにも申し訳なく思います。
 この講演をキッカケに、平和と憲法を壊させないために、自分の出来ることから行動を起こしていきましょう。ご来場ありがとうございました。

感想をご紹介します
�〆�こそ、9条を守ることが鮮明になっている時になってきました。(60代)

�△泙拭�一つ知見をいただきました。講演ありがとうございました。(60代)

�2�縄と憲法の関係について 初めて知ることができました。ありがとうございました。(50代)

�づ衂爾諒薪�価値。一票の格差を九条の会でも取り上げて良いのではないか?

�セ簔0貳婿毀韻了廚ぁ¬楡�に沿ったわかり易い質疑など、今回のセミナーは今まで以上に内容の中味の濃い総会であったと感謝します。(70以上)

�Σ�縄国際の事故についての詳細と政治的利用の背景を教えてもらえるとよかったですね。沖縄を離れて、情報が少ないとの説明がありましたが。質疑の中で、沖縄独立の説明は面白く感じた。(70才以上)

�Р�縄の方々の強さがよくわかる話であった。憲法に守られるはずがそうではないと分かりビックリです。今国会の高市さんの選挙結果の最終判断を聞いてビックリです。どうしようもないね。これからどうしようかな。(70才以上)

�┐い弔眸�信して下さってありがとうございます。先生のお話はとても真摯で優しく真直で嬉しくあたたかい思いになりました。先生が言われたように、今一番平和(憲法)がこわされようとしている時だと私達も不安でいっぱいです。でもそれに少し気づきだした人が増えてきたようで「発議」されないように出来る事をやっていかなくては!! 私も残り少ない人生となり、なんとか平和のまま次の世代にバトンを渡せるよう 又 頑張ります。マトモな政治家ヤーイ!!(70以上)

��「DEMO CALENDAR JP」デモカレンダーは、反戦・平和・改憲反対・反原発・人権に関するデモや集会情報を掲載。「デモに行きます」ボタンがあって、勇気の一歩を踏み出すキッカケを作ってくれる“サイト”のようです。今後の“動き”をupすることで、一人でも多くの人が行動に移すことが出来るのでは。御一考下さい。(新聞の切り抜きを添付していただいてありました)(70以上)
デモカレンダー→ https://democalendar.jp/





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2026年04月03日

小林 武さん講演と総会

九条の会すずか創立21周年記念 講演と総会

憲法と平和を、沖縄で考える

お話:小林 武さん(法学博士・弁護士)
日時;4月19日(日)13時30分〜15時45分
 
  (第22回総会15:10〜15:45)
会場:ジェフリーすずか 3階ホール
   入場無料/申し込み不要/カンパ要請有

 「沖縄で考えたい」というのは、1959年のうるま市宮森小学校への米軍ジェット機墜落事件を、大学1年生の時京都で知って以来の決意です。当時沖縄は米軍統治下で日本国憲法が適用されず、核を持つ基地が島中に置かれ、異民族支配が続くこの不条理を許せなかった、それが沖縄に向かう出発点でした。
 今なお米軍基地は1ミリも動いておらず、墜落事故、軍人の犯罪、そして水の汚染など人々の生命と人間の尊厳を脅かす存在であり続けています。そればかりか2022年に閣議決定された安保三文書は日本を「戦争する国」へと変え、要塞化が進むのはもう沖縄だけではなくなっています。
 今一層厳しく憲法がゆがめられた姿を見せている沖縄で憲法を問い直すことは大きな意味を持ちます。とりわけ「恐怖と欠乏から免れ,平和のうちに生存する権利」この平和的生存権の本質と可能性を深く考え、これを実現することが今こそ待たれます。

【プロフィール】こばやし たけし
1941年京都市生まれ。法学博士・弁護士。専門は憲法学・地方自治法学・教育法学。南山大学を経て愛知大学を2011年70歳で定年退職後沖縄へ。沖縄大学、琉球大学などで講義する一方、弁護士として基地問題をはじめ平和と人権の憲法訴訟に加わる。2024年、13年間の沖縄に別れを告げて名古屋に戻る。憲法学の研究を続けつつ、平和と人間の尊厳を目指す活動に参加している。憲法会議代表委員。全国革新懇代表世話人。著作は『ようこそ日本国憲法へ』『地方自治の憲法学』『沖縄が問う平和的生存権』『沖縄憲法史考』『平和的生存権の展開』『憲法の理論と実践』『憲法の理論と実践』(井端正幸著・小林武監修)など。

九条の会すずか第22回総会 小林武さんc



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2026年02月15日

中谷 雄二さん講演 スパイって誰のこと?

学習会報告
スパイって誰のこと?〜「スパイ防止法」のねらい〜
お話:中谷 雄二さん

 弁護士/「秘密法と共謀罪に反対する愛知の会」共同代表
日時:2月15日(日)13:30開会
場所:ジェフリーすずか3F ホール



 1週間前の投票日と違って暖かな日曜日だが、中谷弁護士がまず語る「世界とこの国の現状」には背筋が寒くなる。政府がメディアをアメとムチで味方につけ、憲法も法も無視してフェイク情報を垂れ流す情報操作。警察もメディアに情報を流し、情報源が一元的。記者クラブ制度により記者が取材に行かず、能力低下。これで市民が政府にとって不都合な情報を語ろうとすると、「スパイ行為」として処罰されるというのが「スパイ防止法」なのだから、憲法で保障された自由権、「国家からの自由」が侵害される怖い現状。
 そして改憲の問題。日本国憲法に自衛隊を書き込み、軍事組織が認められれば、憲法の構造が大きく変わる。公益には軍事的利益が含まれることになるわけで、今18条違反(苦役に服されない)として否定される徴兵制は認められることになる。
 こうして高市政権が進める極右政策は、強い国を作るために人権をかなぐり捨て、戦争国家体制を固めるもの。
 私たちはどうすればいいのか、の質問へのお答えは「問題を示すことで運動が始まる。黙っていないで声を上げることです。今日も多くの人が危機感をもって集まってくださった。繋がりをもって学習したことを広げましょう」でした。
 本ページにあげた当日の録画は中谷先生のご厚意によって撮影したものです。もう一度じっくり聞いてみたい方だけでなく、参加できなかった周囲の方にも紹介ください。
 予想を超える81名の参加者に、みなさんの危機意識の高さを痛感したことでした。様々な形でのご尽力、ご協力に感謝します。ありがとうございました。

【みなさんの感想】
�\鐐茲呂笋辰討呂覆蕕覆い塙�く国民に知らしめる。(70〜)

�△箸討睚�かりやすかった。(70〜)

�H鷯錣砲錣�りやすく、勉強になりました。声をあげることが大事とよくわかりました。

�ぢ臺僂米睛討任靴拭B膸�な話でした。(70〜)

�チ�挙結果を見ると本当に怖くなります。戦争によって儲けたい人、企業がある。いたずらに対立を煽って軍備を増強し、その結果生命が危ぶまれる事態が迫っている。今の日本の空気危険ですね。九条の会、すごく大事です。また学ばせてください。(60〜)

�ζ�本の平和は危険な方向に向かっている。国民が目先の政策ばかりに気をとられている間に将来の危機に瀕することになる。日々監視をして政治にもっと関心を持つことが大切だと感じました。特に若い人たちがしっかり現実を見つめる力と批判力を養ってほしいと思います。(70〜)

�А崟爾魑鵑欧泙靴腓Α廖�そうですね。ずっとそれしかないのですね。聴講する人も多く、少し元気をもらいました。憲法の勉強をしたいです。(70〜)

��分かりやすく詳しく教えていただきました。国会内外で何をしていくかとても大切だと改めて感じました。ありがとうございました。(70〜)

��暗い世相が拭われて80年間続いてきた平和な社会を保持することの大切さを思い知りました。平和と人権の大切さを変わることなく発信し続けたいです。(70〜)

��憲法19条(思想・良心の自由)は絶対的自由。どんな本を読んでいるか、どんな団体に入っているか、どんな政治的意見を言っているか、これらを把握、評価することは19条と真正面からぶつかる。戦前の治安維持法が侵害してきた構造がよくわかりました。(40〜)

��今回の選挙結果や講師の話を聞いて、より危機感を感じる。何も考えていない政治家が決めている「スパイ防止法」制定推進を統一教会と組んでいる。恐ろしいことである。情報開示が必要である。一強多弱時代、国民は今考えねばならない!自分の頭で考える有権者でありたい。おかしいという事には声を上げていきたい。(70〜)

��中谷先生の話よくわかりました。怖い話です。「スパイ防止法」、よくわかりました。選挙結果に落ち込んでいましたが、「私たちが黙っていなければ何とかできる』という先生の言葉に勇気をもらいました。これからも学習してそれを多くの人に広げていかなければと強く感じました。今日はレジメが足りないほど多くの参加者!元気が出ました。(70〜)

��「『スパイ防止法反対』!」というと「中国のスパイか」と批判される、政治的なものに関わらない、住民運動さえ忌避される、といった日本を覆う空気がどんどん重たくなっている。問題を示すことで運動ができ、活動が進む、という先生のことばを胸に刻みます。(70〜)

��中谷弁護士の40年余の活動は、「湾岸戦争戦費負担訴訟」「イラク自衛隊派遣差し止め訴訟」などや「中電人権裁判」「命の価値判断裁判」「大垣住民運動に対する公安警察の監視違憲訴訟」など、平和のため、そして弱者の人権のためのものです。警察を相手取った訴訟も4連勝です、と語る笑顔が頼もしい先生でした。

��中谷先生のお話を伺って、私たちが置かれている現在の状況がいかに危険かをヒシヒシと感じてしまいました。
その一方、自分も今、何か出来ることからしなければとんでもないことになってしまうとも考えました。
とにかく、若い方達に説教くさくならずに、相手の立場を理解し、尊重しながら、意見を聴き、一緒に考えながら、社会を暮らしやすく、平和な社会を続けていくために、行動したいと思います。(60代)

�安臺冓拔�になりました。
安全保障という重要なテーマだからこそ、憲法や人権との関係を冷静に考える必要があると感じました。
「スパイとは誰のことか」という問いは、決して他人事ではないと思います。
感情ではなく事実と歴史に基づいて議論する姿勢に敬意を表します。
多くの人に届いてほしい内容でした。ありがとうございます。

�瓜笋蓮▲好僖に瓢瀚,砲弔い道身殞章世�あることは知っていたのですが、私の中で判断材料が揃っておらず気になっていたため、この講演会に参加しました。
まず、率直に、本当に参加してよかったと感じています。理由としては、現状のスパイ防止法がなぜ危惧されているのかという点が明確となり、今後の動向や情報を判断するうえでとても参考になるお話で、参加の目的が達成されたためです。
また、私個人としては、"日本はスパイ大国である"という点は否めないと考えており、スパイ防止法に代わってその点をどう対処していくのか?に対しても、中谷弁護士から明確な回答が得られたため、とても満足しています。
今回の講演会参加を通して、今後の動向や関連情報に敏感に反応して個人としても情報の精査に力を入れていきたいと思いました。(20代 U)

�屋汰瓦里燭瓠匹箸いΩ斥佞曚鼻△い舛瀕�ち止まって考えたい。
「スパイ防止法」と聞いたとき、私は正直、遠い世界の話だと思っていました。スパイなんて映画の中の出来事で、普通に暮らしている自分には関係ない、と。
でも中谷弁護士の講演を聞き終えたあと、胸の奥に残ったのは安心ではなく、じわじわ広がる怖さでした。怖いのは“スパイを取り締まること”ではありません。「誰がスパイなのか」があいまいなまま、権力が自由に疑える社会が作られていくことです。
 いちばん恐ろしいのは、社会が急に暗くなるのではなく、静かに息苦しくなっていくことだと思いました。逮捕されなくても、「言うのはやめておこう」「関わらない方が得だ」「面倒に巻き込まれたくない」。そうやって沈黙が増えていく。気づいたときには、自由が当たり前ではなくなっている。
それは特別な人だけの問題ではなく、私たちの毎日に直結します。戦争に反対する声、基地や原発、環境問題への意見、取材や研究、地域の活動。民主主義の社会で当然守られるはずの行為が、「国の安全」や「秘密」という言葉によって、いつでも“危ない行為”に見せ替えられてしまう。そうなったら、声を上げる人だけが孤立し、周りも巻き添えを恐れて離れていくはずです。
 私はここで憲法のことを思い出しました。13条の「一人ひとりの尊厳」、19条の「心の自由」、21条の「表現の自由」。これは政治が好きな人のための条文ではなく、普通の人が普通に暮らすための土台です。けれど監視や取り締まりが強くなれば、その土台は静かに削られていく。心の中まで「正しい考え」を求められるようになったら、それはもう自由ではありません。
 「スパイって誰のこと?」という問いは、結局・・・「次に疑われるのは誰か」・・という問いだと感じました。それが自分や大切な人ではないと、誰が言い切れるのでしょうか。
 私はこの問題を、もう他人事として聞き流せません。結論を急いで出せなくてもいい。でも、知らないまま黙ってしまうことだけは危ない。そう強く思いました。(40代・あべ)



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2026年02月02日

スパイって誰のこと?

九条の会すずか第51回学習会

スパイって誰のこと?
〜「スパイ防止法」のねらい〜

お話:中谷 雄二さん
   弁護士/「秘密法と共謀罪に反対する愛知の会」共同代表

日時:2月15日(日)13:30開会
場所:ジェフリーすずか3F ホール


中谷雄二 プロフィール:1955年京都府生まれ。1984年四日市法律事務所を経て現在名古屋共同法律事務所。「湾岸戦争戦費負担違憲訴訟」「イラク自衛隊派遣差し止め訴訟」などを担当。「憲法をくらしと政治にいかす・改憲にNO!・あいち総がかり行動実行委員会」共同代表、「秘密法と共謀罪に反対する愛知の会」共同代表。

 自民・維新の連立で発足した高市政権は、連立合意書に「憲法9条改正」「緊急事態条項提出」などを明記し、「戦後」を根底から覆す極右政権としてスタート、そこへ「スパイ防止法」の名目で市民に対する監視体制を強化して戦争国家体制を固める企てです。
 「スパイ防止法」と聞いても自分には関係ないと思われるかもしれません。40年前の1985年に自民党が議員立法として国会に提出したものの、マスコミ、世論の強い反対にあって審議未了廃案となった後も、保守勢力が声高に成立を求めるこの法律には、大きな問題があります。市民の活動、研究、取材や発言など権力にとって不都合なこととされる行動が処罰の対象とされかねないからです。戦前、家庭での戦争批判発言、旅先での基地整備について教師に話したことなどが国防保安法などによりスパイとみなされた通りです。
 今よく知って声をあげることが、これからの自由で安心できる社会を守る一歩になるのです。どなたでも参加できます。ご一緒に学びましょう。

九条の会すずか第51回学習会2026-2s



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2025年08月26日

「平和のメッセージ展」3日間の来場者は241名

 九条の会すずか夏の恒例行事「戦争なんか大きらい! 平和のメッセージ展2025」が開催されました。
 戦後80年、そして被団協のノーベル平和賞受賞もあって、今年のテーマは「核兵器も戦争もない世界を」として、被爆体験証言者と広島基町高校生の共同制作による「原爆の図」を中心に、「核兵器禁止条約」の今を展示しました。
 どの展示もスタッフがちょっと考えては言葉を足したり、写真の示す場所を地図上に見つけて示したり、と開催後もどんどんバージョンアップするところがすごいです。
 また、川北さんのお父さんの出征幟、アーロン捕虜収容所での手記や、伊藤仁さんのおとうさんの軍隊手帳、学生時代、兵士時代の黒いアルバム、防空頭巾や背嚢(兵士のリュックサック)といった戦時品が、多くの来場者の興味をひいていました。
ア ニメ映画の上映の合間に、紙芝居、そして望実ちゃんと近藤さんの朗読劇も披露され、大人も子供も聴き入ります。

 中日新聞(8/22朝刊)に紹介記事が掲載されたおかげで2日目、3日目の来場者は増えました。
 去年の図書館館長であり、今年度はジェフリーの男女共同参画課の中村課長さんも来場くださり、「12月の『ジェフリーふぇすた』でもこうした見ごたえのあるものを展示して下さいね」。うれしいご期待です。
 例年に比べて学習室の学生が休憩を兼ねてふらっと覗いてくれるというのが少ない気がしますが、学生ではなくとも高齢者でない方たち(?)が「知らないことがたくさんでした。いい勉強をさせてもらいました」と言って帰られたのが印象的でした。

 メッセージ展最終日の山口詔利さんのお話は35名の参加になりました。
まず、里和さん作成の大型絵本「おこりじぞう」の近藤さんによる朗読、引き込まれて涙がにじみます。里和さんご自身も来場され、「こうして気持ちを込めて読んでいただけてうれしい」と喜ばれます。そして平和行進などでよく歌われる原水爆禁止の歌(でも歌詞に一つも原爆や被爆のことばは見当たらない)「青い空は」を会場全員、赤嶺さんのリードで歌います。
 続いて山口さんのお話です。被団協の取り組みによって「ヒバクシャ」が世界のことばになったこと、外傷がなくとも、また長い年月を経てからも細胞の破壊が始まる放射能の怖さ、ビキニ環礁での水爆実験で被ばくした第5福竜丸の水産大の練習船への改装工事が伊勢の強力(ごうりき)造船所でなされたこと、被爆者の健康調査はアメリカが広島・長崎に置いた調査機関ABCCが徹底して継続したが、調査だけで治療はなし、というものだった、など興味深い内容のものでした。

 大変な暑さにもかかわらず、3日間の来場者は241名。
メッセージボードは平和のメッセージを書いた「あんぱん」でいっぱいです。
 いくつか紹介します。
〇世界中笑顔の絶えない日々がこれからもずっと続きますように。戦時の記憶は決して風化させてはならない。
〇小さいころからもめごとを解決する方法をきちんと学んだら、戦争など起こさない!教育に保育に平和を!
〇平和に暮らせる日々に感謝!!一人ひとりが思いやりの心をもって。
〇あやまちをくりかえしてしまうのがにんげんです。だからこそわすれないわすれない、をくりかえす。
〇戦争、「ちいちゃんのかげおくり」のちいちゃん、「火垂るの墓」の節子、そしてガザの子どもたちの飢えた姿を思い浮かべざるをえない。即時に停戦を!イスラエルは撤退を!

 ほんとうに多くのみなさんの、さまざまな形のお力のおかげで今年も無事開催できました。
心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

01平和のメッセージ展



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2025年08月08日

〜平和のメッセージ展 2025〜

戦争なんか大きらい!
〜平和のメッセージ展 2025〜

日時:8月21日(木)〜24日(日)午前10時〜午後4時

    ※21日(木)は午後1時から※22日(金)は休館日
会場:鈴鹿市立図書館2階視聴覚室

「九条の会すずか」がお届けする手作りの「平和のメッセージ展」第7回を開催します。今年のテーマは「核兵器も戦争もない世界を」。昨年ノーベル平和賞を受賞したのは、1956年以来被爆者の立場から核兵器の廃絶を訴えてきた「日本被団協」でした。核兵器という極めて非人道的な殺りく兵器は人類と共存せてはならない、速やかに廃絶しなければならないということを証言によって示してきた運動が「核のタブー」の形成に役立ったこと、そして今また核兵器使用のリスクが高まっていることから、この授賞が急がれたと聞くと喜んでばかりはいられないのですが、被爆者の「たとえ戦争といえども人をこんな無残に殺し、傷つけてはいけない」ということばは世界各国に届いています。
 そしてもう一つの「原爆被害は戦争を始め遂行した国によって補償されるべき」という要求は1994年に「被爆者援護法」が制定されましたが、死者に対する償いはないとして、国は国家補償を拒否しているというのが被団協の主張です。そして発効から4年経た今も唯一の戦争被爆国である日本が、被爆者の思いの結実した「核兵器禁止条約」を批准せず国際社会の取り組みに乗り遅れていることが批判されています。被団協の平和賞受賞に祝辞を述べて良しとするのではなく、被爆80年の今年こそ核廃絶の議論の先頭に立つべきではないでしょうか。
 皆さんには展示と合わせて一緒に考えていただきたいと願っています。ご来場お待ちしています。

平和ののメッセージ展2025c



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